「知って得する!日本のお米と精米・選別の世界」

日本人とお米の深い結びつき

お米は私たちの食文化の中心にあります。今回は、美味しいお米を生み出すための精米機と色彩選別機の役割にも迫ります!

精米機の役割と選び方

精米機で玄米から白米へ。お米の種類や好みに合わせて最適な機器を選びましょう!

  • 用途別の精米機: 家庭用から業務用まで。
  • 選び方のポイント: 必要な量やメンテナンスのしやすさを考慮して。

色彩選別機の重要性 🌟

色彩選別機は、お米の品質を守るプロフェッショナル。着色米や異物を自動で取り除き、美味しい白米を提供します。

  • 仕組み: 特殊なセンサーやエアジェットで不良品をはじく高精度な技術。
  • メリット: 品質向上・効率アップ・消費者の安心感向上。
  • おすすめメーカー: サタケやクボタなどの信頼性の高い製品。

お米の豆知識

  • おにぎりの日: 6月18日はおにぎり記念日!
  • 赤飯の由来: 邪気払いとしての役割が。

お米

突然ですが、お米は最高ですよね!?

お米、それは約3000年前に中国大陸から伝わってからずっと日本人の体を支えてきたお米はとっても魅力的。

お米に「飽きた〜」という人に会ったことも聞いたこともないので、おそらく3000年間飽きられたことがないということです(極論)。それにはお米の進化や炊き方の進化が大きく影響してると思います。昔のままだと、そもそも環境に負けて安定供給できていないし味も食感も美味しくなくて他の穀物に負けていたはずです。現在、二大主食は、米と小麦ですが、明らかに米作り人の方が勉強熱心で強いと思います(偏見)。人それぞれ好みはあるけど、その分だけ種類もあります。一生、新しいお米に出会い続けられるぐらい種類はあります。ワクワクしますね!しかもその年その年で、できが違うんだから面白い。

私の最近のお気に入りは佐渡のコシヒカリです。

佐渡のコシヒカリは、新潟県の佐渡島で生産されるお米のブランドで、その特徴は、つやつやとした粒の食感と、柔らかく甘みがある味わいです。の中でも、その品質の高さから高い評価を得ています。

また、佐渡のコシヒカリは、新潟県内で開催される「米どころフェア」などのイベントでも受けられ、その美味しさが広く知られるようになりました。

佐渡のコシヒカリの魅力

日本には様々な種類の米がありますが、中でも佐渡のコシヒカリは、多くの人々に愛される高級米として知られています。佐渡島で育まれたこの米は、豊かな自然環境と独自の栽培技術によって生み出された、独特の味わいがあります。今回は、佐渡のコシヒカリについて、その魅力や歴史、そして今後の展望について考察してみたいと思います。

【佐渡のコシヒカリとは?】

佐渡のコシヒカリは、新潟県の佐渡島で栽培される高級米の一種です。佐渡島の特有の気候と風土が、美味しさを生み出す重要な要素となっています。佐渡島では、昔から米作りが盛んであり、コシヒカリの栽培技術も独自に発展してきました。佐渡のコシヒカリは、良質な土壌と水、そして丹念な手間をかけて育てられることで、独特の粘りと甘みが生まれるとされています。

【歴史と文化】

佐渡のコシヒカリの歴史は古く、江戸時代から栽培が行われていました。当時は、米が珍しかったため、佐渡島で栽培された米は、贈答品としても重宝されました。その後、明治時代に入り、佐渡のコシヒカリは品種改良が進み、今日の高品質なコシヒカリが生まれました。

また、佐渡のコシヒカリは、日本の米文化にも深く関わっています。佐渡島は、新潟県内でも最も北に位置する島であり、地理的に日本海側に面しています。そのため、日本海側に発展した米文化として、佐渡のコシヒカリが広く知られました。

佐賀県が誇る新しいお米の品種『さがびより』は、2017年に品種登録されました。

『さがびより』は、佐賀県農業研究センターが開発したお米の品種で、口当たりの良さと甘みが特徴です。また、炊き上がりがふっくらとしており、お米本来の風味を楽しむことができます。このお米の特徴は、栽培に用いられる米の品種『ゆめぴりか』と『あきたこまち』を交配することで、生まれたものです。

『さがびより』は、最高ランクの「特A」を獲得するなど、高い評価を得ています。また、県内外で多くの飲食店やお米の専門店でも取り扱われ、非常に人気があります。ドラッグストアやお弁当屋(特に佐賀県・福岡県エリア)さんで販売されているおにぎりに使われているのを、よく見かけます。

佐賀県は、歴史と伝統を持つ米どころであり、『さがびより』は、その伝統に新たな味わいを進化させ提供しています。ぜひ『さがびより』でおいしいお米料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

さがびよりの魅力
  1. つやがよい: さがびよりは白く輝いており、見た目も美しいです
  2. 粒が大きく、しっかり: このお米は粒が大きく、食べ応えがあります
  3. 食感はもっちり: 炊いた時の食感はもっちりとしており、リピーターが多いお米です
  4. 甘みと香りがよい: さがびよりは良い香りが立ち、甘みもしっかり感じられます

さらに、時間がたってもおいしい特性を持ち、おにぎりやお弁当にも最適です。他のお米に比べて粒が大きいため、水に長く浸けて置くことでより美味しく炊けます。夏場は30分、冬場は1時間程度浸けておくと良いでしょう。冷蔵庫で保管する際は、風味が落ちにくい常温よりもおすすめで

もちもちのお米「ミルキークイーン」は、日本全国で栽培されている特別な品種です。その特徴を詳しく解説します。

  1. 低アミロース米:
    • ミルキークイーンは、一般的なうるち米に比べて、でんぷんの構成成分であるアミロースの含有率が低いお米です。
    • 通常のうるち米に含まれるでんぷんは、20%前後のアミロースと80%前後のアミロペクチンから構成されていますが、ミルキークイーンのアミロース含有量は9~12%(アミロペクチン含有量は91~88%)といわれています。
    • この特性により、ミルキークイーンは、もちもちとした食感で粘りが強く、しっとりとしていてなめらかです。甘みやうま味もしっかり感じられ、冷めてもおいしいと評判です。
  2. 炊き方のコツ:
    • ミルキークイーンを最大限においしく炊くには、一般のお米を炊くときよりも水加減を減らすことがポイントです。
    • 水加減を通常より5%~15%程度少なく(炊飯器の目盛りの線より1〜2mm下に)して炊くと、粘りや弾力が際立つ仕上がりになります。
  3. おすすめの食べ方:
    • ミルキークイーンは、甘みやもちもち感がしっかりと感じられるお米です。
    • 白ごはんとしてじっくりと味わうことができ、薄味のおかずとも相性が良いため、和食の主食に最適です。
    • 特におすすめなのは、炊き込みご飯。粘りの強いミルキークイーンで作るとおいしく仕上がります。

ミルキークイーンは、冷えてもかたくなりにくい特徴があり、おにぎりやお弁当、冷凍・冷蔵ごはんでも評価が高いです。

龍の瞳は、日本のブランド米の登録商標であり、その普及と販売を行う企業名でもあります。この特別なお米は、いのちの壱という品種から生まれました。その発見は突然の出来事でした。

2000年の秋、コシヒカリの田んぼの見回りをしていた際、背の高い変わった稲が目に留まりました。その稲は他の品種の1.5倍ほどの大きさを持ち、まるでオーラを放っているかのようでした。この新品種は後に「いのちの壱」と名付けられ、龍の瞳として商品化されました。

龍の瞳は、美味しさと安全性を追求する情熱的な生産者たちによって作られており、その品質は全国コンクールで金賞や最優秀に輝いています。このお米は、一度は食べてみたい逸品であり、日本中の人々に笑顔を届けています

龍の瞳(いのちの壱)の魅力

龍の瞳は、大きな粒が特徴(私、一応お米マイスターですが今まで見てきた中では最も大きいですね)で、甘みと香りが強く、冷めても美味しいお米です。この珍しいお米は、岐阜県下呂市で生まれ、龍の瞳契約農家が厳格なマニュアルに従って栽培しています。病気にもかかりやすいため、農薬の使用量を減らし、厳しい栽培方法で育てられています。

ただし龍の瞳は商標の問題があり、一般的な米穀屋さんは『いのちの壱』の表記(品種)でしか販売していません。

きらら397は、日本の北海道で開発されたイネ(米)の品種で、1990年に品種登録されました(登録番号第2151号)。この品種は、それまでのあまり美味しくない北海道米のイメージを一新したもので、食味が良いことで知られています。

  1. 育成と歴史
    • きらら397は、北海道立上川農業試験場で育成されました。
    • 1980年代に始まった北海道における「優良米の早期開発試験」事業の中で研究が行われ、1989年に誕生しました。
    • 両親の良いところを持って生まれたきらら397は、美味しさで全国から人気を集め、北海道ブランド米の先駆け的存在となりました。
  2. 食味と用途
    • きらら397は、粘り気が少なく粒が大きいため、丼ものやピラフ、炒飯に最適なお米です。
    • 特に外食産業で重宝されており、有名牛丼チェーンではきらら397が使用されています。
    • さっぱりとした味わいで、噛むほどお米の甘みを感じられます。
  3. 選び方のポイント
    • パッケージに表示されている「単一原料米」を選ぶことをおすすめします。ブレンド米は古いお米と新しいお米を混ぜたもので、味や食感が変化する場合があります。
    • 精米日から約1ヶ月以内に食べきれる量を購入しましょう。

最近のお米事情

日本の米事情について、農林水産省が最近まとめた資料をご紹介します。令和6年1月時点の状況を以下に示します:

  1. 我が国における米の状況:
    • 米の需給安定と経営安定のための施策が実施されています。
    • 今後の需要に応じた生産が進められています。
  2. 令和5年(2023年)産米の品質に関する情報:
    • 2023年の夏は全国各地で記録的な猛暑となり、降水量が平年の半分に満たない地域が多く見られました。
    • 高温と渇水がイネの生育に影響し、白く濁った玄米(白未熟粒)が例年に比べて多く発生しています。
  3. 23年産米の作柄概況:
    • 全国の作況は「平年並み」で、主食用米の作付面積は22年産と比べて1%減少し、予想収穫量も1%減少しています。

問い合わせないと思いますけど、お問い合わせ先は農産局企画課の総務班です。電話番号は03-3502-8111(内線4971)、ダイヤルインは03-6738-8961です。くれぐれもお掛け間違いのないように⚠️

最近誕生した品種

  1. にじのきらめき:
    • 2022年に品種登録された新品種です。
    • 高温に強く、多収で良食味を持ちます。
    • 玄米外観品質も優れており、腹白米・心白米・乳白米・背基米の発生が少ない特長があります。
    • 病害にも強く、縞葉枯病に抵抗性を持ちます✌️
  2. 縁結び:
    • 2018年に品種登録された新品種です。
    • 良食味と多収を両立しており、短稈で耐倒伏性も強いため、栽培しやすいです。
    • 口当たりが良く、粘りもバランスが取れています。
    • 外食チェーン向けの供給にも適しています。

これらの新品種は、農家にとって栽培管理がしやすく、安定した収量を得られるというメリットがあります。お好みに合ったお米を選ぶ際の参考になれば幸いです。🍚

九州のお米 おすすめ5選

  1. 元気つくし(福岡県)
    • 夏の高温でもよく実るお米で、10年かけて開発された新しいブランド米です。
    • 粒がしっかりしており、つやと粘りがあり、冷めてももちもち感があります。
    • 元気つくし 5kgを試してみてください。
  2. 夢つくし(福岡県)
    • 福岡県で生まれ、現在も福岡でしか栽培されていない稀少品種です。
    • 粒の大きさは中位でやや色白、光沢と粘りがあり、味も高い評価を受けています。
    • 夢つくし 5kgもおすすめです。
  3. さがびより佐賀県)
    • 佐賀県農業試験研究センターが10年かけて研究・開発した品種で、最高ランクの”特A評価”を獲得しています。
    • つやがよく、粒が大きく、しっかりしており、食感はもっちり。
    • さがびより 5kgをお試しください。
    • 特A評価とは、「米の食味ランキング」において最もランクが高かったお米を指します。この評価は一般社団法人日本穀物検定協会が行なっており、全国各地の代表的なお米が食味の試験を受けてランク付けされます。具体的には、基準米と比較して特に良好なものを「特A」と呼びます。
    • 特A評価は、お米の品質や味わいを示す重要な指標であり、消費者にとって信頼性のある選択肢となります。毎年2月に発表される食味ランキングで、特A評価を受けたお米は、その美味しさと品質の高さを証明しています。
    • 福井県では、コシヒカリが7年連続で特Aの評価を受けています。ただし、これは福井県産のコシヒカリという品種自体が特Aの評価を受けていることを意味し、個々のお店ごとに扱っている福井県産のコシヒカリに特A評価がつけられているわけではありません。
    • 特A評価を持つお米は、食卓での料理やおにぎりなどに最適で、その美味しさを存分に楽しめることでしょう。
  4. ひのひかり(長崎県)
    • 長崎を代表する品種で、コシヒカリと同等の粘りがあり、光沢があり、味に深みもあるヒノヒカリです。
    • 冷めてもおいしいので、丼ぶりに最適です。
    • ひのひかり 5kgをお試しください。

  ・出穂期がヒノヒカリより1日から2日遅い中生クラスの品種で、粘りが強く極良食味です。

  ・イモチ病耐性にも優れています。

   出穂期とは、稲の生育サイクルにおいて重要な時期です。田植えをしてから早稲では約50日                                                        

  • 出穂の仕組み:
    • 茎の中で、籾(もみ)の集合体である「穂」が育まれます。
    • 最初に、その田んぼで一番早い「走り穂」が出現します。
    • その後、約半数の茎が出穂する時期を「出穂期」と呼びます。
    • すべての穂が揃うと「穂揃い期」と言います。
    • 出穂後に、稲は葉で光合成をしてブドウ糖を生産し、穂に送り込んで溜めます。これが、私たちが食べるお米です。
  • 開花:
    • 穂を出すとすぐに稲は開花し、受粉します。
    • 受粉後7~10日間で、籾の中では胚が完成します。
    • 胚が完成すると養分をデンプンにして、胚乳として籾に蓄積し始めます。
    • いよいよ、籾にお米を蓄える段階となります。
    • 稲は晴れた日の午前中に清楚な花を咲かせます。ただし、花びらはありません。
    • 雄しべの花粉が風に運ばれて、雌しべに受粉し、その後、緑色の籾のカバーが閉じます。

出穂期と開花は、お米の成熟に向けて重要な段階であり、適切な管理が求められます。

森のくまさんは、熊本県の平坦地域向け極良食味品種として、熊本県農業研究センター農産園芸研究所で育成されました。その美味しさは、熊本の風土や気候で育まれたものであり、ぜひお召し上がりください!🍚

東北のお米 おすすめ5選

  1. ひとめぼれ:
    • 品種: イネ
    • 産地: 宮城県
    • 特徴: 甘みがあり、ご飯がふっくらと炊き上がります。おにぎりやお弁当にもおすすめです。
  2. ゆめぴりか:
    • 品種: イネ
    • 産地: 山形県
    • 特徴: さっぱりとした味わいで、炊きたてが美味しいお米です。山形の風土に育まれた逸品です。
  3. 青天の霹靂:
    • 品種: イネ
    • 産地: 青森県
    • 特徴: 食味ランキングで6年連続特Aを獲得した新品種で、キレと粘りのバランスが良く、上品な甘みがあります。
  4. あきたこまち:
    • 品種: イネ
    • 産地: 岩手県、秋田県、茨城県、長野県
    • 特徴: コシヒカリを親に持ち、程よい粘りと弾力のある食感で人気のお米です。30年以上の歴史を持つ代表的な東北ブランド米です。
  5. つや姫

これらのお米は、東北地方の風土や気候で育てられ、美味しさと特徴を持っています。

無農薬・特別栽培米

農薬不使用: 無農薬米は、栽培期間中に農薬を一切使用していないお米です。これにより、農薬の残留心配がありません。

一方で、特別栽培米は、農業の自然循環機能を高めることを目的に、生産する県や地域によって定められた基準に従って栽培されたお米です。特別栽培米は、節減対象農薬の使用と化学肥料の窒素成分量を5割以下に抑えて栽培されます。この基準は地域や品種によって細かく設定されており、作物の病気や害虫の差異を考慮しています。

無農薬米は農薬を一切使用せずに育てられたお米であり、特別栽培米は基準に従って栽培されたお米と言えます。お米を選ぶ際は、袋の表示を確認して、農薬や化学肥料の使用状況を理解することが大切です。

※但し農薬を一切使用していない土壌で育てられた作物を指します。しかし、その定義は地域や規制によって異なります。以下に、無農薬に関連するいくつかのポイントを説明します。

  1. 無農薬栽培: 無農薬と謳うためには、一定期間(通常は数年)農薬を使用していない土壌で作物を栽培する必要があります。この期間は地域や規制によって異なりますが、一般的には3年以上の農薬不使用が求められます。この期間を経て、土壌は農薬の影響から回復し、無農薬で育てられた作物を生産できる状態になります。
  2. 特別栽培米: 一部の地域では、特別栽培米というカテゴリーがあります。特別栽培米は、農薬の使用を最小限に抑えて栽培されたお米で、無農薬とは異なります。特別栽培米は、農薬の使用量や化学肥料の成分量を規制していますが、完全に農薬を使用しないわけではありません。
  3. 有機栽培: 有機栽培は、農薬や化学肥料を最小限に抑え、土壌の健康を重視した栽培方法です。有機栽培の基準は厳格で、農薬不使用を求めています。有機栽培の場合、認定機関による審査を受けていることが必要です。

総じて、無農薬と謳うためには、土壌の状態や栽培方法に厳格な基準が設けられていることが重要です。

精米機

 私が若い頃はビニールの袋に入ったお米を販売していたのですが、21世紀は玄米を量り、その場で搗きたてのお米をクラフト袋に詰めて販売するのが米穀店では主流になりました。そして配達が8割ですね。店内で購入して帰るお客様は少ないですね(重たいですからね)遠い地域は🐈‍⬛さんにお願いしています。インターネットでの買い物が増えた事により物流システムが発達し、お米も全国から注文が来るようになりました。その代わり地元の人々が他の地域のお米を購入する機会が増えたみたいですけど。経済を活性化し、いろんな付加価値を創り出しているのは良い事ですね(環境には悪い部分もあるかも・・・)余談ですが、お米や水、野菜は自分が普段過ごしている場所の環境に適応しているので、当然そこにある、その身体に合うので地産地消がおすすめです。

精米機は、米粒から外皮(種皮、胚芽、麸皮)を取り除くことで、白米(分搗きもできます)を作るための機械です。稲を収穫した後、籾殻を取り除いた玄米を機械にかけ精米機で好みで精米します。玄米で食べる場合でも機会を通した方が良いです。それは石抜きをするためです(石抜き機能がついていればですけど)。

精米機の種類

  1. ホーム用精米機:家庭で使用するための小型の精米機で、手動や電動式があります。
  2. 商用精米機:商業目的で使用される大型の精米機で、米穀業者や飲食店、製麺業者などで使用。
  3. 携帯用精米機:アウトドアなどの外出先で使用するために、持ち運びが容易な小型の精米機です。
  4. セミプロフェッショナル用精米機:商業用と家庭用の中間的な規模の精米機で、自家用農家や小規模な米穀業者、飲食店などで使用されている。
  5. 精米製造工場用精米機:大量のお米を一度に精米できる、産業用大型の精米機。大きなネットを入口に掛けてないと凄い鳥が来ます。

精米機の選び方

精米機には、家庭用から業務用までさまざまなタイプがあります。家庭用の場合は、1回の精米量がポイントです。一方、業務用の場合は、1日あたりの精米量や作業時間、耐久性や安全性などが重要になります。使用目的に応じて、お選びください。

  1. 精米機は、価格帯が様々です。高価格帯の製品ほど、機能が充実している場合がありますが、必要以上の機能を備えた製品を選ぶと無駄なコストがかかってしまう場合があります。価格と機能のバランスを考え、コストパフォーマンスが良い製品を選ぶようにしましょう。
  2. 精米機は、定期的なメンテナンスが必要です。例えば、精米ロールの交換や清掃が必要になる場合があります。メンテナンスのしやすさは、長期的に使用する上で非常に重要です。製品の取り扱い説明書を確認し、メンテナンスがしやすそうな製品を選びましょう。

店内で搗き立てのお米を販売しておりますが、案外掃除とメンテナンスに時間を奪われます。特に湿気の多い時期は糠が各部分に付着しており一苦労であります。

米油で滑る

色選別機

 搗き立てのお米を販売するのが主流になってからは、段々と目も口も肥えてきたお客様からのお声の中に『黒いお米が入っている』というクレームが増えました(農薬が少ない証拠と言ってくれるお客様も)。お米はその年その年の天候や自然環境に左右されるので毎年綺麗なお米が獲れる訳もなく、カメムシが多く発生した年は、カメムシがお米をチュッチュと吸うので黒いお米が多いです。

兎にも角にも、色選別機は必要不可欠な物となりました。

上からお米が流れてきてエアガンが弾き飛ばす

  1. 色彩選別機の仕組み及び特徴:
    • 色彩選別機は、玄米を袋詰めする際に石やガラス、着色粒などの異物を未然に防止するための装置です。
    • 特殊なセンサーやカメラを使用して、流れ落ちてくる米を判別します。
    • 不良品と判別された米はエジェクタによってはじかれ、最終的に不良米を取り除いた白米(または玄米)が精製されます。
    • 着色米や未熟米は「光の反射度」や「光の透過度」で判別されることが多いです。
    • 導入メリットには、異物混入の防止、自動化による効率向上、品質の向上、等級の向上などがあります。
  2. おすすめメーカー:
    • サタケ: 米選機を開発した老舗メーカーで、大規模生産者向けのモデルがあります。
    • クボタ: ラインに組み込めるタイプで使い勝手が良く、ハイテク技術も搭載されています。
    • 静岡製機: 高い選別性と処理能力を持つメーカーで、大規模生産者向けにオススメです。
    • 金子農機株式会社: コンパクトで移動も容易なモデルがあり、小規模生産者に適しています。
  3. 価格とレンタル:
    • 色彩選別機は精密機械であり、最低でも100万円程度と高額です。
    • 家庭用から業務用まで幅広く販売されていますが、メンテナンスも必要です。
    • 中古の色彩選別機も出てきていますので、価格相場を意識して選ぶことが大切です。

お米の雑学

日本人にとっては欠かせない主食であるお米。そのお米に関する雑学をいくつかご紹介しましょう! 🍚

  1. おにぎりに関する雑学:
    • 2000年前のおにぎりの化石が発見されているんですよ!弥生時代からおにぎりが存在していたことに驚きですね。
    • 6月18日はおにぎりの日だそうです。おにぎりの歴史はこんなにも長かったのですね。
  2. 赤飯に関する雑学:
    • 赤飯はかつて葬式でも食べられていたことがあります。めでたいときに食べるという認識は日本の伝統行事でもありますが、その由来には意外な一面があります。
    • 赤飯の起源:
      • 赤米というものが赤飯のルーツです。縄文時代に中国大陸から初めて伝わったお米で、炊きあがると赤飯のような色になったとされています。
      • 赤い色は邪気を払う力があると考えられており、赤米は神様に供える風習がありました。
      • しかし、稲作技術の発展により、赤米は作られなくなり、代わりに白いお米に小豆などで赤い色をつけた赤飯が広まりました。
    • 赤飯を食べる意味:
      • 赤飯は邪気を払い、魔除けの意味を込めて、めでたい日やお祝い事の席で振舞われるようになりました。
      • 凶事でも赤飯を食べる風習もあり、縁起直しをする意味があるとされています。
      • また、一部地域ではお葬式や法事でも赤飯を振舞うことがあります。これは故人の天寿を祝う意味があるとされています。
    • 赤飯の作り方:
      • 赤飯はもち米を小豆で赤く色づけして蒸したり炊いたりしたものです。
      • ささげ(または小豆)を使って、炊飯器で簡単に作ることができます。
  3. 日本酒に使われる米に関する雑学:
    • 日本酒専用の米があることをご存知でしょうか?日本酒に使われる米はさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
  4. 新米と古米に関する雑学:
    • 新米と古米の違いを知っていますか?美味しいご飯の炊き方も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
  5. お餅を食べる風習に関する雑学:
    • お餅は昔と比べて現代の位置づけが大きく変わっていることに驚きです。正月に餅つきをする理由も神聖なものだったんですね。
  6. 最高級コシヒカリ「天空米」に関する雑学:
    • コシヒカリの中でも貴重な最高級米が「天空米」です。その名前からも興味津々ですね。
  7. 食品による窒息死の発生件数に関する雑学:
    • 食品による窒息死の発生件数ナンバー1は、予想通りのあの食品、お餅です。窒息事故が起こった場合の対処方法も紹介されています。
  8. 「おにぎり」の由来と「おむすび」との違いに関する雑学:
    • おにぎりの名前の由来やおむすびとの違いについて、興味深い情報がたっぷりです。

これらの雑学を知って、お米をもっと楽しんでみてくださいね! 🌾

お米を炊く

炊飯器suihannki

炊飯器は、忙しい現代の生活において欠かせないキッチン家電の1つといえます。日ごろの食事でごはんを食べる方にとって、簡単操作で美味しいごはんが炊ける炊飯器は非常に便利です。しかし、炊飯器は多くの人気メーカーが多種多様な商品を展開しているため、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはずです。

炊飯器の選び方にはいくつかのポイントがあります。以下にいくつかのポイントを紹介します。

  1. 炊飯容量とサイズ: 炊飯容量は家族構成や用途に合わせて選ぶ必要があります。一度に炊けるごはんの量と本体サイズの大きさを考慮しましょう。例えば、3人家族~5人家族なら5合~5.5合サイズがおすすめです。
  2. 加熱方式: 炊飯器はマイコン式、IH式、圧力IH式、ガス式などさまざまな加熱方式があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
  3. 価格帯: 炊飯器の価格はさまざまですが、基本的に高級モデルのほうが美味しいごはんを炊くことができます。予算に合わせて選びましょう。

炊飯器は、日々の食事を支える大切な存在です。選ぶ際には自分のライフスタイルや家族の人数に合ったモデルを選んで、美味しいごはんを楽しみましょう!🍚

釜kama

」(かま)は、飯を炊いたり湯を沸かしたりするための器具です。金属製または土製で、鍋よりも深く、腰に鍔(つば)があることが一般的です。

この「釜」は、飲食物を煮たり炊いたりする金属製の道具として使われます。炊飯や湯沸しに用いる蓋つきの器具とも言えるでしょう。

釜は、日本の伝統的な調理器具であり、美味しいごはんや温かいお湯を提供する役割を果たしています。

」(かま)を使ってお米を炊くメリットはいくつかあります。以下にいくつかのポイントを紹介します。

  1. 伝統的な風味: 釜で炊いたごはんは、伝統的な風味があります。釜の中でじっくりと炊かれることで、ごはんの香りや味わいが深まります。
  2. 均一な炊き上がり: 釜は熱が均等に伝わるため、ごはんが均一に炊き上がります。中心から外側まで、一様な食感と味わいを楽しめます。
  3. 温かさを保持: 釜で炊いたごはんは、保温性が高いため、長時間温かさを保ちます。食事の時間がずれても、美味しいごはんを楽しむことができます。
  4. 伝統文化の継承: 釜でごはんを炊くことは、日本の伝統文化の一部です。この伝統を守り、次世代に継承することができます。

 そしてなんといっても、あのお焦げが美味しいのよ!出汁をお茶漬けのようにぶっかけて食べると最高です。

釜で炊いたごはんは、家族や友人との食事を特別なものにしてくれることでしょう。 🍚

南部鉄器:南部鉄器は、日本の伝統的な鋳物で作られた鍋や釜です。この鉄器を使ってお米を炊くと、特有の風味と美味しさが楽しめます。楽しみの一つに手にしてみるのも良いのではないですか毎日ではなくても、週末や特別な日にいつもと違うお米の香りを楽しんでみては・・・

  1. 1万円までの南部鉄器: 手軽に始めてみたい方向けのモデルで、価格は約8,000円程度です。
  2. 1万円~2万円の南部鉄器: 少しこだわりたい方向けのモデルで、価格は約10,000円~20,000円です。
  3. 2万円以上の南部鉄器: 本格的に使いたい方向けのモデルで、価格は20,000円以上することもあります。

南部鉄器は、職人の技術が詰まった丈夫な鉄器で、正しい手入れをすれば孫の代まで使えると言われています。美味しい料理を楽しむために、自分に合った価格帯の南部鉄器を選んでみてください!🍲

2024年お米事情・ニュース

令和の米騒動となりました!

「令和の米騒動」は、2023年の猛暑や訪日外国人の急増による需要拡大などが原因で発生した深刻な米不足のことを指します。特に大阪府では、米の品薄状態が続き、政府に備蓄米の放出を要請する事態となりました。南海トラフ地震の注意喚起があった事でかなり集中的な高需要が発生したことも要因だと思います。

この米不足は、2024年の新米の収穫が進むことで徐々に解消されると期待されていますが、価格の高騰が続く可能性も指摘されています。多くの消費者が米の代わりに麺類やパンを主食にするなど、生活に影響が出ています。

個人的な感想としては、このような状況が続くと、消費者だけでなく農家や小売業者にも大きな影響を与えるため、早急な対策が求められると感じます。特に、気候変動や国際的な需要の変動に対応するための長期的な政策が必要だと思います。

私、お米の精米加工販売もやっておりまして、お米が売れすぎて悲鳴を上げています。もう嬉しくない領域です。集荷に来てくれる配送の方も勘弁してよ毎日毎日と言った感じです。

9月中旬遂に私どもの店も令和5年産のお米が不足してまいりました。新米が出始めているのですが品種や地域によって差があるため、まだまだ新規のお客様の引き合いが多く5キロまでと制限をかけました。というのもお得意様、長い付き合いの飲食店にお渡しできなくなるので・・・それと悩みなのが6年産のお米は値上がりが濃厚みたいなので、値上げをしていないお米を買い占め始めているのです。

環境の変化!特に年々増す暑さ

気候変動が進む中での米の品種改良は非常に重要です。特に、耐暑性や耐乾性のある品種の開発が急務です。これにより、異常気象にも対応できる安定した収穫が期待できます。

また、農業技術の進歩も重要です。例えば、ドローンやセンサーを使った精密農業は、効率的な水管理や病害虫の早期発見に役立ちます。これにより、限られた資源を有効に活用しながら、収穫量を最大化することが可能です。

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