納屋の中に「屋根なしの小屋」を自作する。カフェ板で建てる、男の最高の寝床

最近、相続した田舎の古い納屋を片付けている。

長年使われていなかった埃っぽい空間を整理していくうちに、ある一つの突拍子もないアイデアが頭をよぎった。 「ここに、自分だけの完全な秘密基地を作ったら最高に面白いんじゃないか?」

思い立ったら最後、もうワクワクが止まらない。さっそくホームセンターへ走り、メインの資材として人気の「カフェ板」を大量に買い込んできた。こうして、僕の「納屋イン小屋」DIY計画が幕を開けた。

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実は、このプロジェクトを思いついた瞬間から、勝算はあった。 普通の小屋作りと違って、このDIYには圧倒的な、そしてズルすぎるほどのメリットがあるのだ。

なんと、「小屋の屋根を作らなくていい」のである。

理由は至極単純。すでにそこには、大雨や台風から長年この場所を守り続けてきた、頑丈な納屋の屋根が存在しているからだ。

                 上記のインパクトが大活躍!

普通のDIYで小屋を建てるとなると、一番の難所は間違いなく屋根の施工になる。 柱の水平をシビアに合わせ、垂木を渡し、野地板を張り、その上に防水シート(ルーフィング)を隙間なく敷き詰め、さらにガルバリウム鋼板などの屋根材を葺く……。これだけで膨大な時間と労力が吹き飛ぶし、もし失敗すれば大切な自作空間が雨漏りで台無しになってしまう。プロでも神経を使う工程だ。

しかし、今回の舞台は納屋の中である。 「外側の雨風は納屋の屋根が100%シャットアウトしてくれるんだから、中の小屋にわざわざ屋根を張る必要なんてどこにもないじゃん!」

この天才的な(というか横着な)気づきのおかげで、DIYの難易度はイージーモードへと一気に爆下がりした。基礎を組んで柱を立てたら、あとは厚みがあって質感のいいカフェ板を、横へ横へとサクサク張っていくだけ。面倒な雨漏り対策を一切気にせず、プラモデルを組み立てるような純粋な楽しさだけで作業が進んでいく。無骨で埃っぽかった納屋の中に、カフェ板の温かみのある木目が立ち上がっていく瞬間は、何物にも代えがたい快感だ。

そして、この未完成の秘密基地をどう使い倒すか。その計画(という名の妄想)は、すでに完璧に仕上がっている。

最高の夜は、夕暮れ時から始まる。

まずは納屋の巨大な扉をガラガラと全開にする。目の前に広がるのは、どこまでも続く田舎ののどかな田園風景だ。夕日を浴びて黄金色に輝く景色を特等席から眺めながら、冷えたビールを喉に流し込み、バーベキューの炭に火を起こす。肉を焼き、風の音を聞きながら過ごす時間はそれだけで贅沢そのものだ。

夜が更けて周囲が完全な闇に包まれると、今度は頭上に「満天の星空」が現れる。街灯など一つもない田舎だからこそ、夜空を見上げるだけで天然のプラネタリウムが貸し切り状態になる。

心地よく酔いが回ってきたら、セカンドステージの始まりだ。 開け放した納屋の広大な壁、あるいは今まさに作り上げている小屋のカフェ板の壁を巨大なスクリーンに見立てて、屋外プロジェクターで映画をドカンと投影する。 静まり返った田舎の夜、虫の音やパチパチとはぜる炭の音を極上のBGMにしながら、大自然の夜気の中で観る映画。映画館や自宅のリビングシアターとは一線を画す、圧倒的な没入感と非日常がそこにはある。

そして、映画の余韻に浸りながら、いよいよ今回のメインディッシュである「自作の小屋」へと潜り込む。

そう、この屋根なし小屋の正体は、僕だけの「寝床(ベッドルーム)」だ。

一歩足を踏み入れれば、そこは外の大自然とは遮断された、頑丈な納屋の屋根に守られた絶対的な安全地帯。 夜空を見上げる開放感溢れるバーベキューから一転して、「見上げれば納屋の古い天井と梁がどっしりと構えている」という、この独特のこもり感と守られている安心感のギャップがたまらない。

周囲の壁は、自分が1枚ずつ張り合わせたカフェ板。寝転がると、新築の家のような清々しい木の香りが優しく鼻腔をくすぐる。外の気配をかすかに感じながら、これ以上ない安心感の中で深い眠りにつく。これこそが、大人の男に許された究極の贅沢であり、最高のロマンではないだろうか。

親から相続した、使い道のなかった古い田舎の納屋。 最初はただの物置きだと思っていた場所が、少しのアイデアとカフェ板のおかげで、世界に一つだけの最高の遊び場に化けようとしている。

今はまだ、寝床となる小屋の形が見えてきたばかりの未完成な秘密基地。これからプロジェクターの常設位置を決めたり、内装にランタンを仕込んだり、さらに自分好みにアップデートしていく予定だ。この秘密基地がこれからどう進化していくのか、僕自身が一番ワクワクしている。

コーヒー焙煎もやっている!最高です

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この焙煎機はガラスのドラムなので色の変化が見れるのでおすすめです

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