シバンムシは、イネ科植物の穀粒に被害を与える小さな害虫です。 主にお米の倉庫や保存時に出現し、短期間・短時間でもの凄い数になります。

**シバンムシの生態と被害**
シバンムシは、家の中にいつのまにか入りこみ、条件がそろえば大繁殖してしまうこともある害虫です。
シバンムシによる被害:
- 食品を食い荒らす
- 異物混入になってしまうリスク
- 人を噛んだり刺したりすることはないが、幼虫がアリガタバチに寄生されることがあり、このハチに刺されると治るまでに10日以上かかることがある
- 木材を食害し、特に古材を好む。文化財などにも被害が出ている
- 室内で保管している乾燥した食品や畳が加害されることがある。シバンムシが発生してしまったら、早めの対策を打つことが重要です。
私の職場では、米糠(米ぬか)が毎日出るのですが半月に一回、まとめて廃棄しにいくのですが、それまでの間にシバン虫が大量発生します。
他にも米糠に発生する虫には、コクヌストモドキ、コクゾウムシ、メイガなどがいます。これらの虫は、お米にも発生する害虫です。お米に発生する虫と同様に、米糠にも発生する原因としては、湿度や温度の上昇、保管場所の不適切などが挙げられます。
漢字で書くと「死番虫」。見た目は小型のカブトムシの雌(メス)またはコガネムシのような雰囲気で、どちらかというと可愛らしい虫です。それにも関わらず、ちょっと不名誉な名前が付いてしまったのには理由があります。シバンムシの英語の名前は「Deathwatch」。これを“死の見張り番”と訳したことが、死番虫(シバンムシ)の由来となっていると言われています。たくさん発生するとコチコチという音を出すため、当時のヨーロッパではこの音が“死神が持つ時計の秒針の音“と表現されたようです。
けれど実際には、死へのカウントダウンではもちろんなく、このコチコチと響く音はシバンムシの雄(オス)と雌(メス)の求愛行動によるもの。もし求愛に成功してカップリングしてしまったら…さらなる繁殖に繋がるため、この虫を見つけたら無視はできません。食欲旺盛なシバンムシが大量発生してしまうその前に、発生しやすい場所や環境、食性・生態を学んでしっかり対策しておきましょう。
シバンムシの対策方法
- 適切な管理: 清潔な状態を保つことが重要です。定期的な掃除や換気、湿度・温度管理を適切に行いましょう。
- 予防措置: シバンムシが侵入するのを防ぐために、バリアフィルムを使用することが考えられます。袋や容器はキッチリ閉める!これが一番大事。最悪発生しても食べ物などに入らなければ幸いです・
- 化学的駆除: シバンムシに対する殺虫剤を使用することも可能ですが、環境への影響や他の生物にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。大量に増えると殺虫剤を噴きまくっても、どうしても生き残りが出てきます。その残党が速やかに増殖を成し遂げます😢
シバンムシの管理には、状況や環境に応じて適切な対策を選ぶことが重要です。
やっつけ方
- 殺虫剤・燻煙剤を使う
- ライトトラップ・フェロモントラップを仕掛ける
- ヒバ油を吹きかける
- 粘着シート・コロコロでくっつける
- 食品の整理をする

ヒバ油は、ジバンムシに効果的であり、忌避効果もあるため、網戸やカーテンに噴射したり、キッチンペーパーやタオルなどに噴射して食器棚などを拭くことができます。
このシバンムシの野郎は潰すと、腐った胡麻油みたいでくさ〜い!けれど死んだら潰しても臭わない・・・???スカンクみたいなもんでしょうかね・・・?

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