2025年4月6日、佐賀県三養基郡上峰町に新たなランドマークが誕生した。「道の駅かみみね」。 それは単なる休憩所でも、物産館でもない。らせん状の建築に込められたのは、地域の人々が交差し、未来へとつながっていく“循環”の思想だ。
佐賀県内では11番目、鳥栖・三養基地区では初の道の駅として、開業前から注目を集めていたこの施設。オープンからわずか数ヶ月で、地元住民はもちろん、県外からの観光客も足を運ぶ人気スポットとなっている。

🏗 建築と設計|らせん構造に込められた意味
「道の駅かみみね」の最大の特徴は、らせん状に設計された2階建ての建物。1階には直売所や飲食店、カフェが並び、2階には認定こども園が併設されている。
このらせん構造は、単なるデザインではない。子どもたちが階段を上り下りしながら地域の食材に触れ、保育園の給食に使われる野菜を自分たちで選ぶという“食育”の導線にもなっている。 建物全体が「地域と子どもをつなぐ教育空間」として機能しているのだ。
🛍 直売所と物産館|地元の恵みが集まる場所
施設の中心には、上峰町や周辺地域から届く朝採れ野菜がずらりと並ぶ直売コーナーがある。 野菜には地元農家の手書きポップが添えられ、食べ方の提案や育てた人の想いが伝わってくる。形が不揃いな“訳あり野菜”もお得に販売されており、フードロス削減にも貢献している。
さらに、精肉店「いしまる」では黒毛和牛が驚きの価格で提供され、豆腐店や惣菜店「キッチン陽だまり」では佐賀名物のシシリアンライス弁当やふわふわ卵焼きが人気を集めている。
🍱 グルメテナント|ここでしか味わえない逸品たち
道の駅かみみねのもう一つの魅力は、個性豊かなグルメテナントの数々。編集部おすすめの3店舗を紹介しよう。
1. 果実工房 新SUN
佐賀市内で人気のフルーツ専門店が上峰に初出店。季節のフルーツを使ったタルトやジュレが並び、特に「白プリン」は道の駅限定の逸品。濃厚なミルクプリンに果実ソースが絶妙に絡む。
2. UORIKI FISH MARKET
地元の新鮮な魚介を使った「上海鮮丼」は、ボリューム満点で1,500円というコスパの良さ。寿司や惣菜も充実しており、観光客にも地元民にも愛されている。
3. OK COFFEE & Waffle
吉野ヶ里町の人気店が出店。自家焙煎のドリップコーヒーと、九州パンケーキを使った焼きたてワッフルが絶品。イートインスペースも広く、カフェ感覚でくつろげる。
🎁 佐賀土産とプリンマップ|“持ち帰りたい佐賀”がここにある
直売所の一角には、佐賀県の銘菓や特産品が並ぶ土産コーナーがある。丸ぼうろ、小城羊羹、神埼そうめんなど、地元の味を手軽に持ち帰れるラインナップが充実。
さらに注目は「さがプリンマップ」ゾーン。県内15種類以上のこだわりプリンが一堂に会し、食べ比べができる。プリン好きにはたまらないスポットだ。
🏞 地域連携と未来展望|“道の駅”を超えた存在へ
「道の駅かみみね」は、上峰町が進める中心市街地再開発事業の一環として誕生した。今後は、体育館・武道館・プール・図書館・通信制高校・集合住宅などが周囲に整備される予定で、地域の生活インフラと連動した“未来型道の駅”として進化していく。
駅長の山﨑氏はこう語る。「ここは買い物や食事だけでなく、地域の人が自然と集まる場所にしたい。保育園の子どもたちが直売所で野菜を選び、それを給食に使う。そんな循環がすでに始まっています。」
🚙 アクセスと設備|誰もが安心して訪れられる場所
- 駐車場:約150台分
- トイレ:24時間利用可能
- 授乳室・バリアフリー対応
- 営業時間:9:00〜18:00(定休日:第2水曜日)
佐賀市内・久留米市から車で約30分というアクセスの良さも魅力。ドライブの立ち寄り先としても、週末のおでかけにもぴったりだ。
✨ まとめ|“らせんの駅”から広がる、ありきたりじゃない未来
「道の駅かみみね」は、ただの物産館でも、観光施設でもない。 それは、地域の人々が交差し、育ち合い、未来へとつながっていく“らせんの駅”だ。
買い物、グルメ、休憩、そして地域とのふれあい。 この場所には、上峰町の“たしかなみらい”が、すでに息づいている。
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