高温に強くて美味しい!鹿児島育成米「なつほのか」の特性と導入状況まとめ【令和7年版】

はじめに

「なつほのか」は鹿児島県育成の水稲品種で、高温耐性・良食味・多収性を兼ね備えた早生品種。九州各地で導入が進み、令和7年以降の主力品種として注目されています。

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これまでは鹿児島といえばこの袋(緑色もある)に『イクヒカリ』のイメージが強かったですが、選手交代のようです。そこで比較表

特徴なつほのかイクヒカリ
出穂期コシヒカリより約11日遅いコシヒカリより約3日遅い
成熟期コシヒカリより約13日遅いコシヒカリより約4日遅い
収量コシヒカリ・イクヒカリより多収コシヒカリより多収
粒の大きさ粒ぞろいが良い、大粒大粒
食味極良食味、冷めてもおいしい良食味、冷めても粘りがある
タンパク質含有率低い(7.0%以下が目標)低い
高温登熟性優れているやや弱い
倒伏性情報なし(やや注意が必要)短稈で倒伏しにくい
いもち病抵抗性やや弱い劣る

品種概要と開発背景

項目内容
品種名なつほのか(西南136号)
育成機関鹿児島県農業開発総合センター
系譜西南115号 × 西海250号
出穂期・成熟期「あさひの夢」並の早生
特徴高温耐性・良食味・多収性・大粒

特性比較|ヒノヒカリ・あさひの夢との違い(長崎県試験データ[3])

品種出穂期成熟期千粒重(g)精玄米重(kg/a)いもち病抵抗性倒伏性
なつほのか8/169/2125.062.1やや弱
ヒノヒカリ8/2210/323.658.7
あさひの夢8/179/2223.755.9

食味評価|ヒノヒカリとの比較(官能試験データ[3])

項目なつほのかヒノヒカリ(基準)
外観+0.370
香り+0.210
+0.150
粘り+0.110
硬さ-0.180
総合評価+0.040

※7段階評価(-3〜+3)、ヒノヒカリを基準とした相対評価

『なつほのか」作付面積の推移(大分県)

年度作付面積(ha)備考
令和4年1,152本格導入初年度
令和5年2,049奨励品種に採用
令和6年3,015さらなる拡大を目指す

栽培上の注意点

  • いもち病にやや弱いため、適期防除が必要
  • 多肥栽培では倒伏傾向があるため、窒素過多に注意
  • 初期生育で葉が垂れやすく、深水管理は避けるべし

今後の展望

「なつほのか」はヒノヒカリの代替品種として、九州各地で急速に導入が進んでいます。令和7年以降は鹿児島県の主力品種「あきの舞」の母本としても注目され、高温年でも安定した品質と収量が期待できる品種です。

📈 なつほのか作付面積の推移(大分県)

令和4年の本格導入以降、なつほのかは九州で最も勢いのある品種のひとつになっています。 特に大分県では導入スピードが速く、3年間で約2.6倍に拡大しました。

  • 令和4年:1,152ha
  • 令和5年:2,049ha
  • 令和6年:3,015ha

高温耐性・多収性・外観の良さが評価され、実需(外食・中食)からの引き合いも強まっています。

🔮 令和8年産(2026年産)の見通し

● 作付面積はさらに増加の可能性

令和6年時点で3,000haを突破したことから、 令和8年産では3,500〜4,000ha規模に達する可能性があります。

理由は以下の通り:

  • 高温年でも品質が安定
  • ヒノヒカリの代替としてJAが積極推進
  • 特A評価(大分産)でブランド力が上昇
  • 外食産業からの需要が増加

● 品質は安定、A〜特A帯の評価が続く見込み

なつほのかは白未熟粒が出にくく、 高温登熟性が九州トップクラス

そのため、令和8年産も 「A〜特A」帯の評価が期待できる年になりそうです。

● 米価は全国相場に連動してやや下落

2025年以降の増産政策の影響で、 令和8年産の全国相場はやや下落傾向。

  • 5kgあたり:3,200〜3,400円前後が想定ライン

ただし、なつほのかは実需評価が高いため、 他品種より下落幅は小さい可能性があります。

まとめ

「なつほのか」は、高温登熟性・良食味・収量性の三拍子揃った水稲品種。 ヒノヒカリからの転換を検討する農家やJA関係者にとって、今後の選択肢として非常に有望です!

🌾 最新の導入状況(令和7年産)

  • 大分県では令和7年産「なつほのか」の販売が2026年2月にスタート。JAタウンなどで10kg(5kg×2袋)が7,900円(税込)で販売されてる。新たに現地に市場調査しにいくから、わかったら追記する。実際に道の駅とかに足を運ばないと市場価格は、わからないから😎
  • 令和7年度の実証圃では、収量や品質に関する調査結果も発表されていて、ジャンボタニシ対策などの取り組みも進んでる模様

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