水晶デバイスとは
水晶デバイスとは、水晶を使用した電子部品のことです。水晶は、圧力が加わると電気が発生する圧電効果を持っており、高い周波数安定性があるため、周波数制御用の発振器やフィルターなどに使用されます。

水晶デバイスは、人間に例えると「心臓」の役割だと言えます。 心臓が止まると体の機能が停止してしまうように、水晶デバイスが止まるとシステム全体が停止してしまいます。

水晶デバイスは、電子機器内に様々な形態で組み込まれ、その性能と可能性を引き出す効果があることから、「産業の塩」と呼ばれることがあります! ただし、水晶デバイスを「産業の塩」と呼ぶことは一般的ではありません。
主な企業
リバーエレテック株式会社は、水晶デバイスメーカーとして、スマートフォンやタブレット端末、自動車、医療機器、航空宇宙機器などに用いられる高精度な水晶デバイスの製造を手がけています。同社は、独自の高品質技術を駆使して、世界トップクラスの安定性を持つ水晶デバイスを提供しており、市場シェアの拡大を図っています。また、社会的責任にも配慮し、環境保全活動や社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
私はかれこれ、10年以上リバーエレテックの株式を保有しています。(わずかですが😛)最近は配当金も出ているので、調子良いみたい。(感謝🥹) Kotカットというものを、発見・取得したみたいで凄く期待が膨らみます!世界各地で特許取得している模様!
- 大真空株式会社
大真空株式会社は、水晶デバイス用真空封止装置の製造メーカーであり、高品質かつ高性能な製品を提供しています。同社は、最先端技術を駆使して、高信頼性かつ高精度な製品を開発し、世界各地での採用実績を積み重ねています。また、社会的責任にも配慮し、環境に配慮した製品の開発や社会貢献活動にも力を注いでいます。
- 日本電波工業株式会社
日本電波工業株式会社は、水晶デバイスを中心に、電子部品の製造・販売を手がけています。同社は、高品質で信頼性の高い製品を提供し、幅広い分野で採用されています。また、同社は社会的責任を果たす企業として、環境保全活動や社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
振動子と発振器の違い
水晶発振器と振動子は、どちらも電子部品であるが、水晶発振器は、水晶振動子と発振回路をワンパッケージ化したものである。水晶発振器は、安定した周波数を発生させ、規則正しい基準信号を作り出す。一方、水晶振動子は、水晶の圧電現象を利用して一定の周波数を生み出す素子であり、それ単体では動かない。水晶振動子に、それを振動させるための発振回路を組み合わせ、1つのパッケージに収めたものが水晶発振器です。
最新技術
日本電波工業株式会社(NDK)は、高精度、低ジッター・低ノイズ特性や、自動車デバイスにおける高品質及び高信頼性要求などにおいて、優れたパフォーマンスを実現している水晶発振器を製造しています。また、エプソン水晶デバイスも、高精度で高安定という特長を持つ水晶発振器を製造しています。上記でも記載していますが、リバーエレテックの「KoTカット」は、従来のATカット水晶振動子を遥かに凌ぐ良好な周波数温度特性の板波が存在することを発見し、特許出願しています。この新しい水晶振動子は、素材として長期安定性に優れる水晶単結晶を使用し、高周波&低位相ノイズの特長を持ち、さらに AT カット水晶振動子と比較して温度に対する周波数変化を 50%以下に抑えることで、より広い温度範囲まで対応することができます。この新しい板波モードには、「KoTカットコーティー」という名称が付けられています。
今後もどんどん進化していくと思われますので、2023年の時点でということにしておきます。

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